「海外育ちだから日本語が弱い」
「週末の補習校の勉強についていけない」
「インター校に通わせているが日本語どうしよう」
海外では、こんな悩みを持った親御さんが多いです。
塾・補習校に通わせているが、子どもが受験学年になると「日本の子ども達と比べると差が大きくついてそう」と不安になりますよね。
海外の塾・補習校で学ばせておけば、国語は問題ないかもしれませんが、「算数(数学)」「社会」「理科」の習得は困難です。
しかし、そんな問題を緩和できるリクルート運営の「スタディサプリ(小・中・高校講座)」をご存知でしょうか。
- 塾に行かせる金銭的負担がきつい
- 各々の教科の基本をマスターさせたい
- 本帰国を控えているので日本での学習をカバーさせたい
スタディサプリは、このような悩みを持つ親御さんに、特にオススメです。本投稿で具体的に紹介します。
目次
スタディサプリとは

スタディサプリは、株式会社リクルートマーケティングパートナーズが提供する、オンライン学習サービスのこと。インターネットを通して、質の高い授業を配信しています。
スタディサプリの主な対象者は小・中・高・大学受験生、5教科18科目の講義動画を4万本以上、収録しています。

小学1~3年生は対象外ですが、小学4年~高校3年生までの、定期テストやをカバー。高校受験や大学受験のコンテンツもあります。
スタディサプリのメリット

海外にいるからこそ、スタディサプリ利用のメリットが最大限に享受できます。
海外在住者がスタディサプリを利用する際のメリットは以下です。
1.授業料が圧倒的に安い
海外で日本人用の塾を通わせると、毎月数百ドル以上かかる場合がほとんどです。
海外で日本語を教えてくれる先生方は、日本から現地に赴任されている方が大半。そのため、授業料も高額になるのは当然です。
しかし、スタディサプリなら月額1,980円で、小学4年~高校受験までのレベルが受け放題。物価が高く、現地での日本人塾・学校の授業料が高ければ高いほど、メリットが享受できます。
2.塾や学校に通う必要がない
スタディサプリは、パソコン・スマホ・タブレットが、何時でも何処でもレッスンが受けられます。送迎の必要もなしです。
家事の合間に動画を見せ、勉強させることもできますし、食事前に一旦休憩なんてことも可能です。
塾・学校での交友関係は、メリットもあればデメリットもあり、人間関係に悩まされる場合もあります。しかしスタディサプリなら、その心配もゼロです。
ローカル校やインター校に通っている場合、日本語教育に100%全力投球できないからこそ、効率よく学習可能な、スタディサプリがオススメです。
3.子どものペースで学習可能
スタディサプリでは、子どもの学習理解度に応じ、学年跨ぎが可能です。
たとえば、子どもの学習レベルに合わせ、英語は高校向け、数学は中学向け、国語は小学向け等といった使い分けも可能です。
英語圏でローカル校・インター校に通わせていると、たいてい子供は、英語が得意で、国語が苦手になり勝ちですよね。
かといって習熟度別授業のシステムがあっても、子どもが嫌がるパターン、多いですよね。しかしスタディサプリなら自分のペースで学習可能です。
スタディサプリのデメリット

スタディサプリには多くのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
海外在住者のスタディサプリ利用のデメリットは以下です。
1.テキスト郵送受取りは不可
スタディサプリのテキストは、日本にいれば郵送で送ってもらえますが、海外発送は対応していません。そのため、紙ベースのテキストが欲しければ印刷して使う必要があります。
テキストはダウンロードしてしまえば、いつでも印刷して利用可能な上、14日間の無料期間があります。
そのため無料期間中に一気にダウンロードし、退会後も利用するという事が可能ですが、モラルに従って利用しましょう。
2.帰国子女向けではない
スタディサプリは日本国内の子ども向けの学習プログラムです。帰国子女向けコンテンツがありません。
しかし、前学年内容を学習したり、学年跨ぎも可能。国語以外の科目は、ローカル校・インター校との比較もできます。
お子さんに、海外の教育と日本の教育を比較させる、良い機会になるかもしれません。
3.子どものペースで学習可能
前学年内容を学習したり、学年跨ぎができるという事は、デメリットにもなり得ます。
通いの塾・学校なら、宿題が出て期日までに仕上げないと先生からお叱りを受けたり等、強制させられます。
一方スタディサプリは、学習習慣は自己管理しないといけないので、ダラけてしまう可能性が高いです。
家庭でしっかりルールを設定し、子どもに徹底させる必要があります。
スタディサプリ利用の注意点

スタディサプリは本当に海外なら何処でも利用可能なのか。公式サイトのQ&Aで確認しました。
公式サイトによれば「インターネットに接続できる環境があれば、動画視聴等のオンラインサービスはご利用頂けます」とのことです。

ただし、中国などネット利用に関して特殊な事情のある地域では、VPNを使用する必要があるかもしれません。
またスタディサプリは、ウェブ登録で14日間の無料体験がつきますが、アプリから登録すると7日間しか無料体験がつきません。
「とりあえず14日間の無料体験を試したい!」という方は下記リンクから登録すれば、14日間の無料体験がつきます。
スタディサプリの利用停止と退会
これまでスタディサプリ(小・中・高校講座)を紹介しました。
こういった購読制サービスは「登録は簡単だが、退会が難しい」というパターンも多いですが、スタディサプリは退会もシンプルです。
スタディサプリには、データを残し利用可能な状態にして支払いを止める「利用停止」と、データを消去して完全に辞める「退会」があります。
「利用停止」の手順は以下です。
- 「サポートweb」にログイン
- サポートwbe内の「利用照会」をクリック
- 「学習者選択リスト」から利用を子どもの名前を選択
- 「お支払い手続き」へと進む
「大会」の手順は以下です。
- 「サポートWeb」にログイン
- ページ左上の「アカウント設定」をクリック
- 「サポートWeb登録情報を編集する」をクリックしパスワード入力
- ページ下部の「退会したい場合はこちら」をクリック
- 「退会する」をクリック
スタディサプリまとめ
スタディサプリには上記動画で言及されているメリットがありますが、海外在住者には特に「価格」メリットが際立ちます。
海外子女のための日本語教育には、月数百ドル、千ドル超えてくる事もありますが、スタディサプリなら月1,980円のみで初期費用も掛かりません。
年間一括払いなら19,800円と月額換算で1,650円になる上、ウェブ登録でクレジットカード支払いの場合、14日間の無料体験も付いてきます。
褒められた使い方ではありませんが、無料登録してテキストを一気にダウンロード。その後、退会することも理論上は可能です。
お子さんの日本語教育に悩まれている場合は、使わない手はないサービスと言えます。