シンガポールといえば、とにかく物価が高く、何をするにしてもお金がかかってしまう…と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
もちろん美味しい食事やショッピングも魅力の一つですが、シンガポールにはお金をかけなくても、家族や友人、恋人との時間を過ごすのに素敵なスポットがたくさん存在します。
その中の一つが、街の至るところに存在するユニークな公園の数々。今回は、ウォーキング以外も楽しめる、ちょっと変わった特徴の公園を3つご紹介します!
目次
ドラゴンフライ湖(Dragonfly Lake)
シンガポールの代表的な観光スポットといえば、マリーナベイ・サンズ(Marina Bay Sands)とガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens By The Bay)。そのガーデンズ・バイ・ザ・ベイの巨大ツリー群とマリーナ・ベイ・サンズのホテル棟とのちょうど間に、大きな人口湖があることをご存知でしょうか。
ここはドラゴンフライ湖(Dragonfly Lake)といって、湖の周りがボードウォークで囲まれたウォーキングコースで、両サイドに見える2大観光スポットのライトアップを楽しみながら散策できるほか、敷地内で巨大な現代アート作品が観れる事が特徴です。

散策に最適な時間帯は、日が沈み気温が涼しくなる午後6時~7時頃。歩いている途中、シンガポールフライヤーやガーデンズ・バイ・ザ・ベイが綺麗にライトアップされていくのが見えます。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |

こちらは実際に間近で見ると超・ド迫力な、巨大な赤ちゃんの像。実物は真正面から見てもらいたいのですが、英国の現代彫刻家・マーク・クイン(Marc Quinn)というアーティストの「惑星(Planet)」という作品です。
どのようにしてこのような巨大な彫刻がほぼ宙に浮いているのか、とても不思議です。

フォレスト・ウォーク&ヘンダーソン・ウェイブス(Forest Walk&Henderson Waves)
次にご紹介するのは、 テロック・ブランガ・ヒル・パーク(Telok Blangah Hill Park)という公園内にある「フォレスト・ウォーク」と「ヘンダーソン・ウェイブス」です。

この周辺一帯の自然公園を繋ぐ5kmのトレイルの総称を「サザン・リッジズ(Southern Ridges)」と呼びますが、そのサザンリッジズの中で、30分程度の軽い散策にお勧めしたいのが、こちらのフォレスト・ウォークとヘンダーソン・ウェイブスの2つです。
まずフォレスト・ウォークは、西からアレクサンドラ・アーチ(Alexandra Arch)を起点として、全長1.3kmのウォーキングコースになりますが、その特徴は、ジグザグとした緩やかな傾斜設計により、徐々に18mの高さまで登っていけることです。
階段のように疲れることもなく、子供やお年寄りでも、無理なく歩きながら見晴らしのいい景色を楽しめます。
![]() |
![]() |
フォレスト・ウォークを東の方へ進み切ったあと、少し歩くとヘンダーソン・ウェイブスに繋がりますが、こちらは高さ36m、シンガポールで最も高い位置にある遊歩道になります。
婉曲にデザインされた木造設計が特徴で、歩き疲れた人はその場に座ったり寝転がったりすることもできます。ただし途中で飲み物などは売っていませんので、フォレスト・ウォークから歩く場合は、一本ペットボトルを持って行くといいでしょう。
![]() |
![]() |
シンガポール植物園(Singapore Botanic Garden)
最後にご紹介するのは、こちらも観光地として有名なシンガポール・ボタニック・ガーデン。もちろん散策コースとしてもおススメで、週末には日本人ボランティアの方によるツアーなども開催されています。
ぜひホームページでチェックしていただきたいのが、不定期で開催される無料の野外コンサート。母の日などの特別な日には、シンガポール交響楽団のクラシックコンサートが行われたりします。
ピクニック用のシートを持参すれば、芝生の上で寝転んだり座りながら、自然の中で生のオーケストラ演奏が楽しめます。
※ボタニック・ガーデンのイベント情報はこちらから。

もちろん野外コンサートなので、出入りも自由。ボタニック・ガーデン名物の、リスやオオトカゲもこっそり観に来るかもしれません・・・!!
![]() |
![]() |
今回ご紹介したのは、シンガポールで楽しめるほんの一部の散策プランですが、そこまでの遠出をしなくても、身近に美しい自然に触れ合えるのはシンガポールの魅力の一つです。
ショッピングやカジノと違ってお金もかからないので、ぜひ一度、家族や友人、恋人と気軽に出かけてみてはいかがでしょうか。