【40】シンガポール国内、ワクチン完全接種ステータスを保つにはブースター接種が必須に!

新年あけましておめでとうございます。ASIARIAN編集部(@SG_Asiarian)です。

昨年11月末、シンガポールでは5人までの外食・社交の集まりが解禁されましたが、国内感染者はその後、減少傾向にありました。

しかし、他変異株と比べ毒性は弱いものの、感染力の強い新型オミクロン株の蔓延により、再び感染拡大が懸念されています。そんな中、シンガポール保健省により、国内でのワクチン完全接種の条件がアップデートされました。

今回は、最近の国内感染状況とワクチン完全接種の条件について、お届けします。

最近の国内感染状況

シンガポールでは昨年10月、1日の新規感染者が5,000名を超えた後は徐々に減少、12月から世界中で流行し始めたオミクロン株への水際対策も実施していました。

その結果、年末には新規感染者200~300名まで減少しましたが、年始から感染者が急増、オミクロン感染者も多数、確認されています。

国内の専門家によれば、デルタ株は6~8日で感染が倍増したが、オミクロン株は2~3日で倍増する可能性もあり、最悪1日15,000人の新規感染を記録する恐れもある、とのことです。

新規感染は増えつつあるものの、オミクロン株の毒性はデルタ株ほどではなく既存のワクチンの効果もあり、ブースター接種を受けた場合、さらに症状が軽くなることが確認されています。

このような背景があり、ワクチン完全接種の条件がアップデートされるに至りました。

新たなワクチン完全接種の条件

これまでシンガポールでは、mRNAワクチン(ファイザー或いはモデルナ)を2回接種するか、シノバックかシノファームを3回接種することで、完全接種と見なされてきました。

しかし今後は、一次接種が完了して270日(約9ヶ月)以内にブースター接種を受けなければ、ワクチン完全接種ステータスは失効し、ショッピングモールやレストランなどへのアクセスができなくなります。

ブースター接種の案内は一次接種を終え5ヵ月後に通知され、接種後は2週間を待たず完全接種と見なされます。

2022年1月4日時点でのアップデートでは、ワクチン接種の対象者の91%、総人口の88%が一次接種を終えており、総人口の43%がブースター接種も終えています。

ブースター接種会場には余裕がある

以上、簡単ではありますが、最近の感染状況と、1月5日に発表の新たな完全接種の条件を纏めました。

すでにブースター接種済みの方も多いとは思いますが、ブースター接種案内は1次接種の5か月後にSMSにて知らされます。そしてSMS内リンクから予約ページに進み、好みの場所・期間を選び予約することになります。

シンガポール国内には多くのブースター接種会場があり、接種のキャパシティは会場によって、まちまちです。

最寄りの会場では次回接種には1ヶ月後待たないといけないが、その隣の会場では朝から一日中枠が開いてる、という事も少なくありません。

そのため予約の際は、様々な会場の接種枠を確認してみると良いでしょう。