光とアートの祭典☆Singapore Night Festival(シンガポール・ナイトフェスティバル)2019潜入レポート!

毎年8月の後半に行われる、「Singapore Night Festival(シンガポール・ナイトフェスティバル)」。

今年で11回目を迎える本イベントは、Bras Basahを中心とするエリア一帯の博物館、ギャラリー、教会などが夜0時まで無料で開放され、様々な現代アートのエキシビジョンやパフォーマンスショーが楽しめる、シンガポールの一大イベントの一つです。(※一部有料のものもありますが、ここでは無料のものに限定してご紹介します。)

ただし去年とは異なり、今年は以下4つの施設がリノベーションのため閉鎖されていました。

  • Singapore Art Museum(シンガポールアートミュージアム)
  • SAM at 8Q(シンガポールアートミュージアム別館)
  • Singapore Philatelic Museum (シンガポール切手博物館)
  • Peranakan Museum(ペラナカン博物館)※一部でジャズライブのパフォーマンスあり

主要な人気スポットを見ることができなかったのは残念ですが、今年の目玉はなんといっても、シンガポール国立博物館を丸ごとプロジェクションマッピングでダイナミックに変身させた圧巻のショー。

今回はそんな2019年のナイトフェスティバルのレポートと、来年に向けたアドバイスを盛り込んでお届けします!

改装中のペラナカン博物館で行われたジャズライブ。

フェスティバルが行われるエリア

ナイトフェスティバルは、毎年「bbb(The Bras Basah.Bugis precinct)」と呼ばれる、博物館や歴史的モニュメント、ギャラリーやアートスクールなどが密集する、伝統とアートが融合した特別地区で開催されます。

エリア内には大小の博物館が点在していますが、なかでも一番規模の大きいのは、シンガポール国立博物館(Singapore National Museum)と、道を挟んだ真向かいのシンガポールマネジメント大学(Singapore Management University)の周辺です。

毎年大掛かりな野外の展示があるため、最も人が集まるエリアとなります。

City Hallのすぐ近くにある、旧最高裁判所のNational Galleryはナイト・フェスティバルのエリア外です。

イベント中は特に何も無いため、予めナイトフェスティバルのMAPをウェブサイトでよく確認することをオススメします。(※2019年9月現在)

オススメの教会見学の仕方

Church of Saints Peter & Paul

ナイトフェスティバルが行われるbbbエリアには以下のような、古い建物が点在しています。

  • 1800年代に建設された、シンガポール最古の教会建築「アルメニアン教会(Armenian Church of St. Gregory the Illuminator)」
  • シンガポール最古のローマ・カトリック教会「グッド・シェパード大聖堂(Cathedral of Good Shepherd)」

ナイトフェスティバル期間中は、教会の外でキャンドルを灯す催し物や、キリスト教グッズの販売コーナーができます。

もちろん礼拝堂も自由に出入りできますので楽しみ方はいろいろありますが、おススメは、ボランティアガイドさんによる教会ツアーです。

ガイドさんについて行くと、建物内外の細かい装飾の意味、銅像の人物について、それらが作られた背景など、細かいエピソードを添えて楽しく紹介してくれます。(※ガイドは英語)

今まで何気なく通り過ぎていた教会も、ガイドさんのツアーに参加することで、また違った見え方がすることでしょう。

プロジェクションマッピング

シンガポール国立博物館では、今年はその外観を大胆に使ったプロジェクションマッピングが話題となりました。

フランス企業「Spectaculaires Allumeurs d’Images社」が手掛けたショー「Keep Dreaming」では、博物館が喋りだすという斬新なアイデアの下、時には巨大な海に、時には森にと、様々な変身を遂げていきます。

博物館の脇にある本物の樹木を使い、アジア美術を見事に融合させたもう一つの光のショー「The Legend of Ramayana」も幻想的です。

百聞は一見に如かず…ということで、今年のハイライトを写真でご紹介します。

注意点

様々な見どころがあるナイトフェスティバルですが、いくつかの注意点があります。

  1. 通常は混雑していても10分~15分ほどで入れますが、人気のスポットでは1時間待ちということもありますので、長時間待てるだけの身軽な服装、歩きやすい靴、またいつでも水分補給できるペットボトルなどを持参することをお勧めします。(※ただしシンガポールでは博物館等の建物内の飲食は禁止されています)
  2. 夕飯を食べてからイベントに参加されたいという方は、エリア付近のレストランはほぼ満席で入れないといった事もありますので、少し外れた場所で済ますか、時間を早めにして夕食をとった方がよさそうです。
  3. 小さなお子様連れの方は、特に人が密集するシンガポール国立博物館付近では、交差点に人が溢れて危険な場所に立たなくてはならない事もあります。絶対に手を離さないように気をつけ、遠回りでもゆっくり安全な場所を通るようにしましょう。

毎年新しいエキシビションが楽しめる夜の一大イベント、シンガポール・ナイトフェスティバル。

今までとは違ったシンガポールを楽しみたい方は、来年ぜひこの機会に参加してみてください。







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