こんにちは。ライターのEtsumaです。いつも投稿記事をお読みいただき、誠にありがとうございます。2020年でシンガポール生活は4年目になりますが、同時に海外生活トータル10年になります。北米・アジアと移り住み、先進国も途上国も経験して参りました。
これまで文化や気候、価値観の異なる国で生活をして、あっという間にアラフォー世代になりましたが、最近ふと気がついたことは、洋服でも化粧品でも、日本で生活をしていた20代の頃より、「流行」というものに対するこだわりが無くなりつつあるということです。その理由は、海外で住む地域によっては、日本と違って欲しいと思ったものがどこでもすぐ買えなかったり、多様な民族がいて均一的なトレンドがないため、”周りについて行けているかどうか?”があまり重要ではなくなったからです。
そんなアラフォー女のEtsumaですが、実はここ数日、なぜかひたすらに買い続けている特定の化粧品ブランドがあります。
否、“買い続けさせられている”といった方が正しいかもしれません。。。
それは、フランスのスキンケアブランド「Clarins(クラランス)」です。
世界中どこのデパートにも入っているお馴染みのブランドですが、実は最近まで同ブランド製品は一回も使ったことがありませんでした。
2週間ほど前、たまたま入ったオーチャードのTANGデパートで、うっかり衝動買いしてしまったのが、そもそもの始まりです。化粧崩れを抑えてくれるいい商品はないかなーと携帯サイトの情報も参考にしつつ、ブラブラしていたところ、クラランスのお店で良さそうな商品が見つかりました。
その時買った商品がこちら。「クラランス・フィックスメイクアップ(Clarins Fix Make-Up) 50ml 」45シンガポールドル(約3,600円)。

店頭でこちらを買った際、メンバーポイント制度があるので、ぜひメンバーにならないか?ということで、そのまま登録をすることになったのですが、その時、加入特典として、無料でおまけがもらえました。それがこちらの洗顔料と保湿クリームです。

クリームは試供品のようですが、こちらの洗顔料は現在1本18シンガポールドル(約1,440円)で販売されており、タダにしては大変お得な印象です。
さて1週間経ち、クラランスから一通のメールが届きました。どうやら、クリスマスキャンペーンで、商品レビューを書くと、ルーレットに一回挑戦できるというもののようです。
実際に購入した商品には満足していたので、さっそくポジティブなレビューを書くと、今度はルーレットでまた非売品の洗顔料が当たりました。

しかしこの特典、“次に何か買うとき”に一緒にもらえるというもの。つまり、また何か買わないともらうことはできません。日本へは年に3~4回ほど帰国するし、近々旅行の計画もあるので、こうした小さめの非売品があると非常に助かる…
と思った私は、もはや非売品目当てに近い形(?)で、新しく100ドル近いアイケア用クリームをオンラインで買うことにしました。すると、今度は合計金額140ドル分何かを買えば、更に無料でサンプルが追加で3点選べてもらえるという新たなオファーが。
“あと40ドルちょっと買えば、また無料で色々もらえる・・・。”
既に無料でもらえるおまけの虜になっていた私は、その悪魔のささやきは猛烈に突き刺さり、気が付けば、追加で45ドル相当のヘアケア品を追加でカートに入れ、合計143シンガポールドル(約11,440円)の買い物をしていました。
そして届いた商品がこちら。

たまたまデパートで最初に買った45ドルが、最終的に200ドル近い出費になってしまった理由は、完全にこの「無料サンプルばら撒き作戦」に引っかかったから、といっても過言ではありません。
しかしここで終わりません。この商品が届いて数分後、また新たに一通のメールが。次また何か新しい物を買うとき、25シンガポールドル(約2,000円)相当の旅行用サイズの商品を差し上げますとのことです(笑)

もはやエンドレスです。何かを買えば、何かをオファーされ、オファーを受けようと思うと、また何かを買わないといけない・・・ここで私、ようやく冷静さを取り戻しました。
私はあまりマルチ商法とか引っかかるタイプではないと思っていましたが、巧妙なデジタル戦略にまんまと引っかかってしまいました。
ただ誤解を招くような書き方をしてしまいましたが、クラランスはいい商品だと思います。実際、デパートに入るような化粧品ブランドとしては安い方なのかなと思いますし、1970年代頃から世界に展開しているだけあって、デザインもシンプルで、品質も安定して普遍的な良い商品だと思います。
海外に住んでいるので、どこへ行っても買えるブランドというのは安心ですし、一時帰国や旅行の際に重宝する試供品サイズはありがたいという事もあって、思いのほか買い物をしてしまいましたが、決して不満があるわけではありません。
今回伝えたかったことは、最近のデジタルマーケティングはすごい・・・ということです。
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