シンガポールのゴッサムシティ?謎だらけのパークビュースクエア(Parkview Square)に行こう!

ブギス駅から、ラッフルズ病院の方角へ歩いて200mほど先にある、ノースブリッジロード沿いの巨大なアール・デコ調のビルを、皆さんはご存知ですか?

建物内には、さまざまな彫刻作品、国の大使館や企業、美術館や世界トップクラスのバーなどが入っています。

600 North Bridge Rd, Level 3 Parkview Square, Singapore 188778

このビルは「Parkview Square(パークビュースクエア)」といいます。2002年に建てられた24階建てのビルで、オーナーは香港に拠点を置く不動産開発会社Chyau Fwu Groupです。

内装デザインに細かな彫刻やアート作品が散りばめられているのは、創業家に生まれ、後に会社の後継者となった故ジョージ・ウォン氏が世界的に有名な芸術作品のコレクターだったことが関係しているようです。

今回は、この謎めいたパークビュースクエアで、誰でも楽しめる見どころをご紹介します。

 

Atlas(アトラス)

ビルの1階でひと際目を引くのは、1920年代のアメリカを彷彿させるゴージャスなバーです。

こちらは「Atlas(アトラス)」というバーで、世界で500人以上の専門家が選ぶ「The World’s 50 Best Bars(世界のトップバー50)」において、今年、第8位に選ばれました。

1000種類以上のジンをそろえるジン・タワーは15メートルもの高さがあります。こちらは大変人気のスポットで、予約がなければ30分、1時間待ちといった事もしばしば。お酒は種類にも寄りますが、おおむね以下の相場です。

  • 1杯20数ドル~何百ドル
  • ランチコース:40ドル前後
  • アフタヌーンティー:60ドル前後

平日昼間でも混みあいますので、予め予約を取るか、なるべくピーク時間を避けていくことをお勧めします。

The Parkview Museum(パークビュー・ミュージアム)

ビルの3階には、現代アート作品を中心とした美術館「パークビュー・ミュージアム」があります。

ビル1階の受付で名前と入館時間を記入すれば、誰でも無料で入館することができます。

1500㎡の面積を占めるこちらの美術館では、故ジョージ・ウォン氏のコレクションの展示や、テーマに沿って期間限定の特別展示が催されます。

現在開催されているのは、欧州、アジア、アフリカ、アメリカなど世界各国から30名のアーティストの現代アート作品を集めた「Disturbing Narratives」展。こちらは2020年2月8日まで開催されています。

人間の生活や歴史における、複雑な闇の部分や不穏な物語にスポットを当てた、一風変わった暗いテーマのエキシビジョンで、写真、彫刻、映像作品など、様々な作品を見ることができます。

館内の入り口には、美術館のオリジナルグッズを販売するお土産ショップも併設されています。主に美術館のカタログ、ポストカードやトートバッグなどが販売されています。

※営業時間は月~土、12:00~19:00迄です。

Parkview Square(パークビュースクエア)に行こう

パークビュースクエアの敷地内にはあちこちに銅像やモニュメントがあり、それらを一つ一つ見て回るだけでもちょっとしたアート鑑賞になります。

敷地内からは気づきにくいですが、外のロード沿いに向かって配置されている銅像は、敷地外のある位置から偶然その正面を発見できたりすることもあります。

このように、パークビュースクエアは単なる複合オフィスビルとも違い、オーナーの芸術へのこだわりや遊び心が詰まったユニークな建物といえます。

いつもは何気なく通り過ぎていたという方、前から気になっていたけど行ったことが無いという方、ぜひ一度足を運んでみてください。







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