シンガポールの出入国に必要な条件、入国カード・出国カードの書き方。

シンガポールへの入国は30日以内の滞在ならビザを取得する必要はありません。

しかし日本出国の際は、帰りの航空券がシンガポールのビザ。入国審査・出国審査のときは入国カード・出国カードが必要になってきます。

出入国カードはシンガポール入国前に機内で配られるので、入国審査の前に記入しておくとよいです。黒か青のインクで書くのが一般的です。

本稿ではンガポール入国の注意点、出入国に必要な条件、出入国カードの記入等について案内します。

シンガポールへ渡航する際の注意点

現在シンガポールへは、羽田・成田・関西・名古屋・福岡の空港から渡航することができます。日本からシンガポールへの渡航時間は直行便であれば6~9時間です。

厳格なルールが沢山あり厳しいイメージのシンガポール。実際にはそこまで厳しいわけでもないですが、入国の持ち込みが制限されてるものは沢山あります。

以下がシンガポール入国に禁止されている物の一覧です。

持ち込みが禁止されている物 理由・詳細
 麻薬・マリファナ 麻薬・マリファナが禁止なのは、当たり前ですが向精神薬なども禁止です。マレーシアやシンガポールでは特に麻薬・マリファナの持ち込みが厳しく、中には死刑になる場合もあります。
 電子タバコ 普通のタバコの替わりになるものは禁止です。普通のタバコも税関で申告する必要があります。一箱程度であれば大目に見てもらえるケースもあります。
 チューインガム 昔ガムを捨てる時に駅や車両に貼り付ける人が多くいました。それが原因で地下鉄の扉センサーが正常に反応せず、電車が遅延する事件があってから、チューインガムの持ち込みは禁止となっています。
 猥褻な雑誌・DVD アダルト雑誌・DVDのみでなくグラビア写真が掲載されいる雑誌や週刊誌もNGとなる場合があります。シンガポール人が日本人が持ち込んでOKだったケースもあるようですが、持ち込まない方がよいです。
 DVD・CDの複製品 著作権の保護の観点から、違法にコピーされたDVDやCDなどは持ち込みが禁止となっています。

シンガポールへの入国と出入国カードの記入

先述の通り日本人がシンガポールへ入国する際は30日以内であればビザは不要ですが、以下の条件があります。

  • パスポート残存期間:原則入国時に6ヵ月以降有効なパスポートが必要です。6ヵ月ない場合はパスポート更新してから渡航する必要があります。
  • シンガポールのビザ:30日以内の滞在であれば不要です。しかし、それ以上滞在する場合は移民局から申請する必要があります。マレーシアのジョホールバルに入国して延長させる方法もありますが、好ましい方法とはいえません。
  • 出入国カードの記入:「Short Visit Pass」とも呼ばれ、短期滞在者用のビザの役割を果たします。これは行きの航空機内で必ず配布されるので予め記入しておきましょう。

この左側2ページが入国カード、右側1ページが出国カードとなっています。入国審査時にオフィサーが切り離してくれるので、自分では切り離さないようにしましょう。

出国カードは出国時に持っていないと余計な手間がかかります。滞在中は提示を求められることもあります。必ずなくさないように財布の中に入れておくなどして携行します。

出入国カードの記入例

シンガポールでは公式文書に青色ペンを利用することも良くあります。出入国カードも黒色か青色で記入できます。

たとえば日本の品川区在住で、成田空港からシンガポールに渡り、成田空港に帰る場合、このように記入しましょう。

入国カードの記入例

左側の欄が入国する時に提出する入国カードになります。

左上より順に…

  • 名前(大文字でブロック体)
  • 性別(男性:Male/女性:Female)
  • パスポート番号
  • 住所(市町村)
  • 住所(都道府県)
  • 住所(国)
  • 搭乗便名(バスの場合はバス番号、フェリーの場合はフェリー便名)
  • 滞在先(住所/ホテル名)
  • 連絡先(現地でつながる番号/ホテルの番号)
  • 出生国
  • マレーシア人用ID(ブランク或いは「NA(該当なし)」と記入)
  • 生年月日
  • 滞在日数
  • 国籍
  • 入国前乗機地
  • 入国後到着地
  • 過去6日間にアフリカまたは南米に行ったか?
  • 過去に現在と異なる名前のパスポートでシンガポールに入国したことがあるか?
  • 過去にシンガポールに入国拒否をされたことがあるか?
  • 署名

出国カードの記入例

右側の欄は出国する時に提出する出国カードになります。

上より順に…

名前

  • 名前(大文字でブロック体)
  • 国籍

出国カードは滞在中は大切に保管しよう

出国カードは「ソーシャル・ビジット・パス」とも呼ばれ、現地ではビザの役割を果たします。出国時に必要になるのでシンガポール滞在中に紛失することがないよう、厳重に管理しておきましょう。

とはいえ、人間だれしもうっかり紛失してしまう場合があるかもしれませんよね。

もし出国カードを滞在中に紛失してしまったら、帰国時にチャンギ空港に到着してからでもよいので、航空会社のチェックインカウンターに相談しましょう。

シンガポール移民局(ICA)の係員の案内で別室で新しい出国カードの記入を求められるはずです。

出国カードを紛失してしまう旅行者は意外に多いようですが、楽しい旅行中に手間を取らせられるのは、たまったものじゃないですよね。

しっかり出国カードを保管して、旅行を存分に楽しめるようにしましょう。

シンガポール観光情報







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