【11】シンガポールでの新型コロナウイルス(COVID-19)について(2020年4月8日午後12時点・追加情報あり)

先日政府から発表された「サーキット・ブレーカー」期間が、4月7日からスタートしました。(※概要は前回の記事をご参考ください↓)

期間中は、医療やスーパー、物流など、政府指定の「生活に不可欠なサービス(Essential Services)」以外に属する企業は、全て在宅勤務となります。学校も在宅学習となります。

特別出社しなければならない事情がある場合は、オンラインで申請ができます。

オフィスに保管している機密情報を取り出す必要があるなど、短時間の出社が認められる可能性もありますので、迷われている方は申請を試してみてください。申請にはCorpPassが必要です。

期間は5月4日まで予定していますが、ルールが徹底されない場合や、大きな効果が認められない場合は、延長の可能性もあるとのことです。

輸入型ケースの減少

ここ数日、インド人・バングラディシュ人を中心とした、出稼ぎ労働者たちの寮で大規模クラスターが発生しています。

一方で、輸入型(Imported)ケースと呼ばれる、海外から持ち込まれる感染数は圧倒的に減少しています。実際に、この一週間、輸入型ケースは連続して10件を下回っています。

3月20日以降、全ての国からの旅行客が入国禁止になったことや、海外からの帰国者が14日間自宅待機(※4月9日以降、政府指定のホテル待機)となったため、背景には、こうした対策の効果があったと考えられます。

また入国管理局(ICA)は、自宅待機(SHN)対象者の監視に力を入れており、SMSやWhatsApp、ビデオコールによる所在地チェックのほか、抜き打ち訪問も実施しています。

実際に、外出が見つかり起訴された例もいくつか報告されており、違反者には罰金や禁固例などのペナルティのほか、保健省のホームページで、実名(フルネーム)や年齢、行動履歴の詳細が公開されます。

安全な距離(Safe Distancing)のチェック強化

シンガポール政府は現在、2000人以上の検査官を派遣し、街中で人と人との距離に安全性が保たれているかチェックを強化しています。

4月7日時点で、7000件以上もの注意勧告が出されており、違反が見つかったのは、主にホーカーセンターやマーケットが中心とのことです。

検査官は、コーヒーショップ、公共交通機関、コミュニティセンターなどにも出向いており、支払いを待つ際、行列の間隔が適切に保たれているか、店内飲食をしていないか、などをチェックしています。

違反が見つかった場合、まず書面で勧告を受け、それでも改善が見られない場合は、より厳格な警告が出されます。場合によっては、警察に引き渡されるケースもあるようです。(※4月12日からは、書面による警告が無くなり、1回目の違反が見つかった時点で即300ドルの罰金となります。)

近々成立が予定されている「Covid-19暫定措置法 (Temporary Measures Bill) 」では、こうしたルールに違反して起訴されると、1万ドル以下の罰金か6か月以下の禁固刑、もしくはその両方、となっており、自宅待機命令に違反した時と同じペナルティが科せられます。

検査官は、HDBのオープンスペースや公園でもチェックを強化しており、何人かで集まり、おしゃべりをしているだけでも、警告の対象となります。

サーキット・ブレーカー期間中は、一人一人の責任ある行動が必要です。コンドミニアム内でも、友達や知り合い同士で集まることは控えましょう。

マスク国産化への動き

シンガポールだけでなく、世界中でマスク不足が深刻な問題となっていますが、4月に入り、一部のスーパーや小売店で、再利用可能なマスクが販売されている事に気が付いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

筆者の近所のFairPrice Finestでも、CORI社というメーカーの高性能ポリウレタンで出来た黒いマスクが販売されていました。

調べてみると、特許は出願中のようですが、組立・梱包はシンガポール国内となっていました。素材は海外から輸入し、デザインからパッケージ化までのプロセスをシンガポールで行っているものと思われます。

4月6日の議会にて、チャン・チュンシン貿易産業相は、生産規模などの詳細については言及を避けたものの、現在パートナーと共に素材と生産ラインの確保に向けて準備中であることを公表しました。

ただし、各国が国内消費のためだけにマスクや防護服を生産するのは合理的ではなく、グローバル・サプライチェーンをオープンにし、維持するために協力し合うことが大切であると述べました。

現在、シンガポール政府は外出の際にマスク着用を推奨しています。(※4月12日より、マーケット、スーパー、コンビニエンスストア、薬局、モールを訪れる際、マスクを着用していないと入店を断られます。

4月12日まで、地域のコミュニティセンターで無料で布製マスクがもらえますので、まだ受け取っていない人は、政府のウェブサイト(下記リンク)より、ご自宅のエリアを管轄する施設を調べてみてください。

まだ始まったばかりのサーキット・ブレーカー期間ですが、これから一か月、一人一人が気を抜かないように頑張っていきましょう。

【4月9日追加情報・SHN費用負担について】

本日4月9日23:59以降、全ての国から帰国する者は、政府指定のホテル施設で14日間の待機命令(SHN)の対象となります。またSHNに掛かる費用は全額本人負担となります。詳しい費用の詳細を知りたい方は、SHNヘルプライン6812-5555に電話をかけ、ガイダンスに従って携帯番号を入力すると、SMSで詳細情報のリンクが送られてきます。

(参照元)

(追加参照元)