外国人のシンガポールの生活費用は世界一高いと言われており、その費用のほとんどを占めているのが住宅費です。駐在員であれば住宅費用は会社負担なのが一般的ですが、現地採用であれば全て負担する必要があります。
東京よりも高いと言われているシンガポールの住宅。そのなかでも、ごく一握りの大金持ちだけが戸建てに住んでおり、残りの人口の9割はコンドミニアムかHDBと飛ばれる公団住宅に住んでいます。
HDB(公団住宅)の特徴と賃貸相場について見て行きましょう。
コンドミニアム
ほとんどの駐在員や移住直後の外国人が住んでいるのがコンドミニアムです。シンガポールのコンドミニアムはジム、プール、テニスコート、バーベキューピット、多目的ルームなどの施設が充実しているところが多いです。
インターナショナルスクールや日本人学校のスクールバスのピックアップポイントである事とも多く、駐在員の家庭はほとんどがコンドミニアムに住んでいます。
コンドミニアムは外国人でも購入ができるので、外国籍企業が投資目的や法人名義で所有しているケースも多いです。
コンドミニアムの一般的な家賃 | |
ユニット借り | 3,000 ~ 10,000Sドル |
ルーム借り | 900 ~ 1,700Sドル |
HDB(公団住宅)
HDBとは、HOUSING & DEVELOPMENT BOARDの略で、日本で言うところの公団住宅のようなアパートのことです。とはシンガポール市民の8割はHDBに住んでいます。
コンドミニアムと比べてHDBは、安価で実用的なのが特徴です。ホーカーやコンビニなど日常生活に必要な施設と隣接していて便利な物件が多いです。
外国人でも賃貸して借り住むことはできますが、購入できるのはシンガポール人か、若しくは永住権保持者のみ。また条件を満たしたシンガポール人はHDBの新築の購入権があるが、シンガポール永住権保持者は条件を満たしても中古しか購入できない、などの違いもあります。
HDB(公団住宅)の一般的な家賃 | |
ユニット借り | 2,000 ~ 5,000Sドル |
ルーム借り | 600 ~ 1,500Sドル |
まとめ
シンガポールの住宅は、紹介したコンドミニアムやHDB以外にも、小さな繁華街に面したショップハウス、共有施設がない簡易アパートメント、ホテルのようなサービスアパートメントもあります。
ショップハウスは古い建物が多いですが便利で立地がよい物件が多いです。簡易サービスアパートメントは家賃が安価なので1人暮らしで寝る場所だけ必要な場合は安価です。サービスアパートメントは長期で住むとなると高額ですが、短期なら快適に住むことができるでしょう。
シンガポールには様々な種類の物件がありますが、どの物件も一長一短です。個人の予算や状況に合わせて物件を選ぶのがよいでしょう。
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