2020年4月7日より始まったサーキット・ブレーカー期間、いかがお過ごしでしょうか?
現地に家族がいて会社で激務をこなしていた方は、久々に家族での時間が取れるメリットを感じる一方で、「遊びにいけない」「旅行にいけない」という葛藤も感じているのではないでしょうか?
今回は、シンガポール国内でのサーキット・ブレーカー期間を、いかに快適に過ごすかに焦点を当てて作られたローカル系のウェブサイトを紹介します。
目次
I AM A CCB

見ての通りウェブサイト名は「I AM A CCB」です。
CCBは「Community Circuit Breaker」の略。直訳すると「私はサーキット・ブレーカー・コミュニティです」ですね。ひねりもないストレートな名前です。
しかしサイト内容は「Covid関連ニュース」「家出のくつろぎ方」「デリバリーサービス情報」など計11の項目から成り、家で快適に過ごすためのアドバイス・便利リンクがまとめられています。
独特のシンガポール表現で記載されている項目もあるので、それぞれ紹介します。
ニュースまとめ

この項目ではシンガポールでのCovid-19に関するニュース記事のリンクがまとめられています。
Channel News Asia、The Straits Times、政府系ニュースなど、新型コロナ関連情報のアップデートをいち早く入手したい方は必見です。
ちなみに「Feeling super kaypoh about all that’s going on?」の「kaypoh」とは「おせっかい焼き」のこと。直訳すると「何が起こってるか口出ししたい気分?」という事です。
家でくつろぐ

「LEPAK@HOME」の「Lepak」とは「リラックスする」「くつろぐ」という意味のシングリッシュ。
このページでは、ラジオ・オーディオブック・オンラインコンサート・オンラインTVなどのリンクが共有されています。
世界的に有名な言語学習アプリ「Duolingo」のリンクもあります。この機会に言語学習も良いかもしれません。
もう食べた?

「MAKAN OREDI?」は英訳すると「EAT ALREADY?」ですね。
誰もが好きな食べること。サーキット・ブレーカーに伴って、多くのレストランがデリバリーを取り入れ始めました。
この項目では、フードデリバリー大手「GrabFood」「deliveroo」「foodpanda」のディスカウント情報のほか、「Why Q」「YUMMY BROS」という、あまり知られていないデリバリー情報もあります。
特に「YUMMY BROS」はヘルシー食や、カロリーを抑えたメニューもあるので、ダイエット中の方には最適かもしれません。
今日はどんな気分?

この項目では、今日の貴方の気持ちを投票できます。
「Vote」で投票すると、シンガポールに住んでいる人々の気持ちが集計され、結果が見れます。
自分の気持ちは投票したくないが、結果だけ見たいという方は「Results」をクリックすれば表示されます。
どうしたの?

「WHAT”S ON YOUR MIND」の項目、直訳すると「何を考えてるの?」ですが、心配ごと等を聞く時の表現ですよね。
どのように集計しているのかは不明ですが、シンガポール人の心のうちの感情が表示されます。
「Frontline Workers」「Quarantine」といったシリアスな感情もあれば、「Food Delivery」「Zoom」というリラックスした感情もあります。
食料品の購入

食料品の購入の項目。スーパーマーケットのオンラインリンクや、アマゾン・ショッピー等といったオンラインストアのリンクまとめです。
その数なんと計35リンク。内容も食料品だけでなく、服・小物・電化製品など多岐にわたります。サーキット・ブレーカー期間中でも、何でも購入できそうです。
だれかに奢る

「BELANJA SOMEONE」の項目。「Belanja」とは「奢ってあげる」というインドネシア語由来のシングリッシュの単語です。
この項目では、ボランティア参加情報や、フードバンクやCovid-19に関する寄付のためのリンクまとめられています。
「困っている人のために何かしてあげたい」と思う優しい人には必見です。
心行くまでショッピング

「SHOP UNTIL SHIOK」の項目、「Shiok」は「気持ちよい」「美味しい」という意味のシングリッシュの単語。
ここでは食料品以外のショッピング、主に衣料購入のためのオンライン店リンクがシェアされています。
今のところ、ZALORA、ASOS、Lazada、Shoppeeの4つだけしかありませんが、今後リンクが増えるかもしれません。
狂うほど汗をかく

「SEWAT LIKE SIAO」の項目、「SIAO」は「クレイジー」という意味のシングリッシュの単語。
この項目では、ソーシャル・ディスタンスを注意しての利用が認められているナショナルパークのリンクや、スポーツブランドのトレーニングアプリのリンクなどが共有されてます。
家にいるだけでは体が鈍ってしまいます。こんな時だからこそ、人込みに気をつけて運動してストレス解消も良いかもしれません。
病院に行く

病院検索の項目、「Locate a PHPC clinic」をクリックすれば、国内の「PHPC」検索のページに飛びます。
「PHPC」とは「Public Health Preparedness Clinic」の略で、直訳すれば「公共健康準備クリニック」となります。
どんな症状でも見てくれて、必要があれば専門医を紹介してくれるジェネラルクリニックのようなイメージです。
マスク取得する

最後の項目は「GET YOUR MASK」です。皆さんマスクは取りに行かれましたか?
シンガポール政府は、国民・永住権保持者のみならず、長期滞在ビザ所有の外国人にもマスクを配布しています。
まだマスクを受け取ってない方は、リンク先で住所を検索して最寄りの場所までマスクを取りに行くださいね。IDさえ見せればマスクは貰えます。
外出は控えて期間を乗り切ろう
「I AM A CCB」のサイトを少し「kaypoh(ケイポー)=お節介」にまとめました。
ローカル系サイトなだけに全て英語なので「読むのが疲れる💦」という人もいるかもしれませんが、サーキット・ブレーカー期間中、どう過ごせば良いのかアイデアはゲットできると思います。
あと3週間少し、まだまだ気は抜けないですが、私たちの行動によっては期間が延びる可能性も十分あります。
できるだけ感染を拡大させないよう、一人一人が行動を慎んで、自宅での生活を楽しみましょう。