シンガポール航空 チャンギ空港 の魅力をお伝えしながら案内していきます。
シンガポール航空(SQ/エスキュー)は日本人観光客に人気が高い航空会社のひとつ。毎年、世界的に有名な航空会社の格付けで最高評価を得ています。
シンガポール国内でも有数の大企業で、チャンギ空港 がハブ空港です。
空港での入国審査は1階で、入国審査に必要なのはパスポートと出入国カード。機内で配布されるので入国審査の前に記入しておきましょう。インクは黒か青のインクを使います。
日本人の場合、シンガポールでの滞在期間が30日以内であればビザの必要はないですが、航空券の提示を求められるケースあります。
もし航空券の提示を求められた場合は、速やかに提示してください。紛失した場合は、空港にいる出入国管理官に事情を説明しましょう。
入国審査を無事クリアしたら出国カードをパスポートにはさんで渡されます。出入国カードは「ソーシャル・ビジット・パス」とも呼ばれ、現地ではビザの役割を果たします。
出国時に必要になるのでシンガポール滞在中に紛失することがないよう、厳重に管理しておきましょう。
2017年度末、シンガポール航空は、2階建てのエアバス「A380」という超大型旅客機に設置された「スイートクラス」の新型シートを発表しました。
スイートクラスはファーストクラスのワンランク上の最高級のクラス。その新型シートは、どの席もドアで区切られた完全個室。
豪華な作りで、ベッドと座席が分かれており、その装いはまさに高級ホテルそのもの。
A380は様々な方面へ運行されていますが、どの航空券も往復で100万円前後です。
現在はシンガポールーシドニー間、シンガポールーロンドン間の路線でのサービスは開始していますが、日本路線への導入はまだ未定です。
このようなサービスも提供している世界最高の格付けのシンガポール航空。そのハブ空港である チャンギ空港 には、どんなサービスがあるのか。
当記事で詳しく解説していきます。
目次
シンガポール航空のハブ空港「 チャンギ空港 」
シンガポールの国際空港であり、東南アジア有数のハブ空港であるシンガポール空港( チャンギ空港 )。
1981年の開業以降500以上の賞を受賞し、2017年まで5年連続「世界一の空港」の称号も獲得しました。
チャンギ空港 には世界屈指のターミナルがあり、高級ブランドなど360以上のショップが入っていて免税店では様々な買い物を楽しめます。高級レストランやビストロ、カフェに加えてシンガポールの伝統料理を楽しめるフードコートもあります。
また、乗り継ぎ時間を楽しく有効に使えるように便利なサービスと施設を提供しています。
インターネットも快適に利用でき、電子機器用の無料充電スポットが空港内に800ヶ所以上。24時間オープン、先進の機能とサービスを備え、遊べるエリアも盛り沢山。
エンターテインメント性に溢れたこの空港を見ていきましょう。
シンガポールの チャンギ空港 のマップ
チャンギ空港 には計4つのターミナルがあります。一番多い入れが多いのはターミナル1ですが、シンガポール航空(SQ)が発着するのはターミナル2及びターミナル3です。
2017年10月31日には、新しく第4ターミナルが開業しました。第4ターミナルは完全無人のターミナルとなっています。

日本からの直行便が就航している航空会社が発着するのはそれぞれ以下のターミナルです。
ターミナル | 航空会社 |
T1 | 日本航空(JL)、デルタ航空(DL) |
T2 | シンガポール航空(SQ)、全日空(NH)、格安航空会社各社 |
T3 | シンガポール航空(SQ)、ユナイテッド航空(UA) |
T4 | なし |
空港使用料は乗り継ぎ客が6Sドル、般旅客は34Sドル。最低乗り継ぎ時間は50分と手続きは早く、空港内もスムーズにできます。
ガーデン施設
チャンギ空港 にある特徴的な施設としては庭園が挙げられます。庭園は第1、第2、第3ターミナルに独自のものがあります。
第1ターミナル
サボテンガーデン
第1ターミナルにはサボテンガーデンがあります。
このエリアは野外なのでエアコンは効いていなく熱いですが、様々な種類のサボテンが植えられているので一見の価値あり。
庭園内には野外カフェもあり、喫煙エリアもあります。乗り継ぎの際の時間つぶしには最適です。
第2ターミナル
オーキッドガーデンやヒマワリガーデンがあります。
オーキッドガーデン
色や形で30にグループ分けされた蘭の花が700種類も植えられています。それぞれのグループは、地球、水、火、空気を表すようにアレンジされています。
ヒマワリガーデン
独自に栽培された様々な種類のヒマワリが植えられています。夜中も照明で照らされ解放されているので鑑賞することができます。
第3ターミナル
バタフライガーデン
バタフライガーデンはこの チャンギ空港 のものが世界初。植物、実り豊かな緑、洞窟や滝など、熱帯性の長の生息地としてコーディネートされています。約40種の長が1000ほど見られます。
ダイニング施設
チャンギ空港内には搭乗客用のレストランから、職員用フードコートまで様々あります。
第1ターミナル
24時間フードギャラリー(24Hr FoodGallery)
名前のとおり、24時間営業のフードコート式の飲食エリア。チキンライス、ワンタンヌードル、ロティプラタなどのシンガポールの料理。
ヤ・クン・カヤ・トースト(Ya Kun Kaya Toast)
カヤトーストとは、卵とココナッツミルク、パンダンリーフ、砂糖から作られる「カヤジャム」のこと。ヤ・クン・カヤ・トーストは、カヤジャムのパンや、その他のパン。コーヒーやレモンティーなどを提供している軽食の店。
職員用フードコート(Staff food court)
空港スタッフ用フードコート(一般利用も可)。12番のカウンターの奥を進んだ先のエレベータに乗ってB1に降りたところにあります。
第2ターミナル
24時間フードギャラリー(24hour FoodGallery)
名前のとおり、24時間営業のフードコート式の飲食エリア。チキンライス、ワンタンヌードル、ロティプラタなどのシンガポールの料理。
1983一南洋風味(1983 Taste of Nanyang)
カリーチキン、ナシレマク、海南チキンライス、カヤトーストなどのローカル料理。カウンターで清算して料理を受け取るフードコート形式の店。
パパ ミア(PAPPA MIA)
チキンライス、ナシレマなどのローカル料理から、スパゲティー、ハンバーガーなどの洋食まで、幅広い料理を提供しているレストラン。
グリーンマーケット(The Green Market)
オーソドックスな和食を提供している会員製レストラン。プライオリティパスを提示することで無料で食事ができる。アメリカンエキスプレスやダイナースの会員も対象。
ジャパングルメホール SORA(JAPAN GOURMET HALL SORA)
お好み焼き「大阪鶴橋風月」、和風イタリアン「ジャポリ・キッチン」、、鶏白湯ラーメン「麺屋武一」、天丼「琥珀」、海鮮丼「黒鮪」 、東京純豆腐(スンドゥブ)、日本酒バー「SORA BAR」などなど様々な日系飲食店が入っています・
第3ターミナル
24時間フードギャラリー(24hour FoodGallery)
名前のとおり、24時間営業のフードコート式の飲食エリア。チキンライス、ワンタンヌードル、ロティプラタなどのシンガポールの料理。
ハードロックカフェ(Hard Rock Café)
ハンバーガーなどの洋食を中心としたアメリカンのレストランのチェーン店。
マクドナルド(McDonald’s)
日本と比べて種類は少ないですが、サムライバーガーやナシレマガーバーなどシンガポールならではのメニューも時期によってあります。
らーめんチャンピオン(Ramen Champion)
日系ラーメン店が集まった店。リストバンドを渡されて数店舗で注文したあと最後に精算します。
第4ターミナル
エンポリアム(Food Emporium)
ローカル、洋風、日系のお店など、様々な屋台が入ったNTUC系列のフードコート。
鮨吾心(Sushi Goshin)
刺身、天ぷら、丼、焼肉なんかもな楽しめる日本食レストラン。
老街肉骨茶/バクテー(Old Street Bak Kut Teh)
バクテーといえばシンガポールではお馴染み、醤油ベースの肉スープの専門店。
マーマム(Ma Mum)
ハラル系のローカルフード。ラクサ、タイチキンライスなどの料理から、デザートまで幅広く楽しめる。
マクドナルド(McDonald’s)
日本と比べて種類は少ないですが、サムライバーガーやナシレマガーバーなどシンガポールならではのメニューも時期によってあります。
ダイニング施設としては、その他、バー、スターバックス、ベーカリーショップ、デザートショップなどの軽食用の施設も充実しています。
エンターテイメント施設
チャンギ空港には庭園やレストラン以外にも、屋上プール、映画館、ゲームブースなどのエンターテイメント施設が充実しています。
第1ターミナル
屋上プール:Ambassador Transit Hotel
第1ターミナルの3階に位置している、深夜にチャンギ空港に到着した場合などにも利用可能なランジットホテル。屋上にはプールが併設されていて、お酒が飲めるバーカウンターもあります。
プールの利用は宿泊客でなくても利用が可能。ホテルの受付で支払いを済ませば、トランジット客でも利用ができます。
- 営業時間:7:00~23:00
- 利用料金:13,91Sドル
- サービス:プール、ジムの利用、タオルレンタル、1ドリンク付き
第2ターミナル
リラクゼーションスパ:Wellness Spa(ウェルネススパ)
第2ターミナルの3階に位置しています。24時間営業なのでトランジットでも利用が可能です。
映画館&ゲーム:Entertainment Deck(エンターテインメントデッキ)
第2ターミナルの3階に位置しています。このエリアでは無料で以下のエンターテイメントを楽しむことができます。
- Xbox Kinect room
顔の表情や身体の動きに合わせてビジュアルで動く体感ゲーム。陸上、ボーリング、ボクシング、サッカーなどの種目から選んで対戦することができる。
- MTV Booth
最新のミュージック・ビデオを50インチプラズマテレビと高品質スピーカーで楽しめるブース。
- Xbox 360 / PlayStation 3
Xボックス360とプレイステーション3で遊べるブース
- Cafeteria
休憩用のカフェテリア。シンガポールのローカルフードや洋食が提供されています。
第3ターミナル
チャンギ空港 ギャラリー:Changi Aviation Gallery
ここではシンガポール航空の機体や チャンギ空港 の地上オペレーションが、立体的な模型で見学できます。営業時間は7:00~23:00で、入場料は無料です。
その他の施設
その他、チャンギ空港 のパブリックエリアには、充電スポットや無線LAN、ベビーケア施設があり、トランジットで使える宿泊施設まで併設されています。
充電スポットと無線LAN
WIFIスポットは第1-第4ターミナルのそれぞれにあります。無料で使える上に、設定もワンタッチです。
- 各ターミナルに設置のキオスク機械でパスポート顔写真ページをスキャンし、パスワードを取得する
- 各ターミナルのインフォメーションカウンターでパスワードを発行してもらう
ベビーケア施設
世界各国のファミリーが立ち寄るチャンギ空港はベビーケア施設も充実しています。
プライバシーを守ることができるベビールーム、個室授乳室、空港内メディカルクリニック、おもちゃ屋さんなどなど。ベビーケア施設には、給湯器も備え付けてあり、気軽に利用することができます。
宿泊施設:
Ambassador Transit Hotel
シンガポールには高級ホテルをはじめ様々なホテルがありますが、入国しないまま空港内のトランジットホテル「Ambassador Transit Hotel」に宿泊できます。
飛行機の乗り継ぎをしない人でも宿泊が可能なので、高いホテルに宿泊したくない人にとっては穴場となっています。
各ターミナルにあるトランジットホテルは、チェックインをレセプションで行います。部屋はスタンダードルームとバジェットルームがあります。バジェットルームであれば、6時間の利用でも3000円以内で泊まれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。チャンギ空港は他にも様々なサービスがありますが、ざっくりとした全体像は以上になります。
尚、チャンギ空港では、2018年1月1日からは乗り継ぎエリア内での呼び出しやファイナルコールのサービスを提供していません。
搭乗時間や搭乗ゲートはフライト情報を表示するモニターで確認する必要があります。
チャンギ空港では、入国審査では親指のスキャンをします。このスキャンは、シンガポールに入国するすべての外国人に必要です。
入国したときに指紋を提供すれば、出国時に自動化ゲートを通れます。自動化ゲートで出国する場合は、出国スタンプはなく出国カードの回収もないです。
荷物を無事受け取ったら次は税関検査があります。検査は申告するものがあるグリーンチャンネルと申告するものがないレッドチャンネルに分かれます。申告するものが何もない場合は緑のグリーンチャンネルを通ります。係官から質問されなければそのまま出て問題ないです。
医薬品など持込が制限されている品目については輸入許可証が必要になります。日本で人気がある電子タバコは、シンガポールでは所持が禁止されているため持ち込みは厳禁です。タバコも量によっては通関許可証が必要になります。
シンガポールでは肉製品や卵を持ち込む場合に持ち込んでよい産地が決まっています。鶏に関係した製品は日本からの持込が禁止となっているので注意が必要です。
何もかもが揃った世界的な魅力のあるれるチャンギ空港ですが罰則には厳しいです。シンガポール国内は、噂ほど規則に厳しくないのが現状ですが、行事よく規則正しい先人の日本人のイメージを傷つける事ないよう、チャンギ空港およびシンガポール国内を楽しみましょう。
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