こんにちは。ASIARIAN編集部(@SG_Asiarian)です。
シンガポール政府より、今後の外食やスポーツ活動について、規制緩和のアップデートがありました。
11月10日より、生活を共にする同一世帯5人までの外食が可能となり、管理の下10人迄のスポーツ活動が試験的に開始されるとのことです。
そこで今回は、最近の感染状況と、具体例な10日からのアップデート内容を、簡単にお届けします。
目次
最近の感染状況
シンガポールでは、10月27日に4,650名の感染が確認され、その後、1日あたりの感染者は2,000~3000名で推移しています。
11月6日時点で、国内ワクチン接種は85%が完了。86%が少なくとも一回の接種を終えています。11月7日時点で、過去28日間の感染者のうち98.7%は無症状か軽度です。
週ごとの感染増減率は0.8~1.0程度で、病院やICU(利用率70%)での患者の総数は依然として多いものの、その数も安定しています。
そのような背景もあり、慎重な規制緩和が決定されるに至りました。
規制緩和の内容(11月10日~)

規制緩和の主な内容は、次の通りです。
- 生活を共にする同一世帯5人迄の外食が可能に
- 飲食店でソフト録音された音楽を流せるようになる
- 管理の下10人迄のスポーツ活動が試験的に再開
生活を共にする同一世帯5人迄の外食が可能に
11月10日より、生活を共にする同一世帯5人(ワクチン接種済み)までの飲食店での外食が可能となります。
対象の飲食店は、VDS(Vaccination-Differentiated Safe Management Measures / ワクチン接種安全管理措置)を行っている店のみです。
チェック体制のないホーカーセンターやコーヒーショップでは適用されません。
飲食店でソフト録音された音楽を流せるようになる
11月10日より、飲食店にてソフト録音された音楽を流すことが可能となります。しかしライブミュージックやエンターテインメントは、引き続き認められません。
管理の下10人迄のスポーツ活動が試験的に再開
11月10日より、ワクチン接種済者を対象に、ActvieSGスポーツセンターやコミュニティクラブにて、10人までのスポーツが試験的に再開されます。
また、一部スポーツイベントやMICE(会議、カンファレンス、展示会など)イベントで、「VDS+ART」の使用を試験的に開始します。
ワクチン未接種者へ医療請求開始(12月8日~)

現在シンガポール政府は、シンガポール人・永住権保持者・長期滞在パス保持者がコロナに感染した場合、医療に掛かる費用を全て負担しています。
しかし現在、入院治療を必要とする患者の大半がワクチン未接種であり、ワクチン未接種者が医療リソースを圧迫しています。
そのためシンガポール政府は、12月8日より、健康上の理由以外でワクチン未接種状態の方に対し、コロナ感染した場合の医療負担の請求を開始することを決定しました。
まだワクチン未接種の方は、極力接種するようにしましょう。
以上、簡単ではありますが、最近の感染状況・11月10日からの規制緩和についてアップデート致しました。
シンガポール国内では、10月27日の感染者ピーク以降は、日の感染者が2,000名前後に落ち着いている日もあります。
このまま感染者を減らしていけるよう、一人一人が節度を持って、引き続き感染対策を頑張っていきましょう。
(参考元)
シンガポール保健省(MOH)
・CALIBRATED ADJUSTMENTS IN STABILISATION PHASE
・UPDATE ON LOCAL COVID-19 SITUATION (7 NOV 2021)
ザ・ストレーツ・タイムズ紙
・S’pore eases Covid-19 rules from Nov 10: What you need to know