2022年シンガポール(Singapore)の祝日・休日・カレンダーを紹介します。
多民族国家、多宗教国家のシンガポールは、祝日が多いイメージがありますが、国で定められている国民の祝日は11日前後と意外に少ないです。
また毎年シンガポールの祝日・休日は、下記の祝日を除き変動します。
1月1日 | 元旦 / New Year |
5月1日 | メーデー / Labor Day |
8月9日 | 建国記念日 / National Day |
12月25日 | クリスマス / Christmas Day |
そのため国民の祝日は毎年4月ににシンガポール労働省(MOM)より発表されます。
しかしディパバリだけは、ヒンドゥー暦により後ほど定められるため4月時点での発表は暫定です。
シンガポール含めたアジア主要各国の祝日は、下記のサイトからも確認できます。
これらを踏まえたうえで、2022年のシンガポールでの祝日をまとめます。
シンガポール政府の公式発表では、2022年のカレンダーは次の通りです(小さい赤四角は日本の祝日です)。
目次
【2022年】シンガポールの祝日・休日・カレンダー
シンガポール政府の公式発表では、2022年のカレンダーは次の通りです(小さい赤四角は日本の祝日です)。

2022年シンガポール祝日カレンダー
1月1日 (土) | 元旦 |
2月1日 (火) | 旧正月、春節 |
2月2月 (水) | 旧正月、春節 |
4月15日 (金) | グッドフライデー |
5月1日 (日) | レイバーデー |
5月2日 (月) | ハリラヤ・プアサ |
5月3日 (火) | 振替休日 |
5月15日 (日) | ベサックデー |
5月16日 (月) | 振替休日 |
7月9日 (土) | ハリラヤ・ハジ |
8月9日 (火) | ナショナルデー |
10月24日 (月) | ディパバリ |
12月25日 (日) | クリスマス |
12月26日 (月) | 振替休日 |
シンガポール祝日・休日の紹介

元日(New Year’s Day)
元旦は日本では盛大に祝いますが、シンガポールでは特別には祝いません。日系スーパーは元旦気分を演出しており、おせちも販売しています。
旧正月(Chinese New Year)
中華系が多いため旧正月は盛大に祝います。多くの店は閉まり、親戚を訪問したり、魚生(Yu Sheng)をしたりして盛大に祝います。
グッドフライデー(Good Friday)
イエス・キリストがゴルゴダの丘で十字架にかけられ処刑された日で、キリスト教において最も重要な祝日の一つ。日本語で「聖金曜日」と訳されます。
由来は、イエス・キリストが人々の罪を背負い人々のために命を捧げたことで、人々の過ちが許され神の救いが与えられた日なので「Good」なのだ、という解釈が一般的なようです。
レイバーデー(Labor Day)
世界各地で毎年5月1日に行われる労働者の祭典です。労働者たちが集まり、権利を主張する日として、各地に広がりました。
ベサックデー(Vesak Day)
釈迦誕生祭。日本では毎年4月8日に行われ、一般的には花祭・花祭りと呼ばれています。
ハリラヤ・プアサ(Hari Raya Puasa)
ハリは”日”、ラヤは”偉大な”、プアサ”断食”という意味のマレー語。ハリラヤ・プアサとは、直訳すると「断食が終わった偉大な日」です。
約1ヶ月にわたり、夜明けから日没までイスラム教徒により行われた断食。その断食が明けたお祭りです。
ハリラヤ・ハジ(Hari Raya Haji)
メッカ巡礼を終えた男性を”ハジ”と呼ぶ。イスラム教犠牲際・巡礼祭。イスラム教派とモスクに集まり、生け贄を捧げ、その肉を家族と分け合い祈りを捧げます。
アッラーは預言者イブラヒムへ「息子イスマイルを生贄として捧げよ」と命ずるが、イブラヒムの信仰心に感銘を受け、生贄は”コルバン(家畜)”でも良いと許す。別名、ハリラヤ・コルバンとも呼ばれている。
ナショナル・デー(National Day)
シンガポールの建国記念日。軍事パレードや花火などのイベントがシンガポール国内で開催されます。
ディパバリ(Deepavali)
ヒンドゥー教の光の祭典。シンガポール人口9%のインド系住人、ヒンドゥー教徒の新年のようなもの。
インド暦の第七番目の月の初めの日がディパバリですが、インド歴そのものが呼び方や年数が異なります。そのため、毎年4月のシンガポールの祝日発表では暫定とされ、後ほどヒンドゥー暦のアップデートにより具体的な日付が定められます。
クリスマス(Christmas Day)
お馴染み、イエス・キリストの降誕祭。聖人、偉人などの誕生日を祝う祭典です。
各々の民族や宗教に関する祝日

シンガポールは、中華系・マレー系・インド系がメインの多民族国家なので国民の宗教も様々で、大半の祝日がいずれかの宗教のお祝祭です。
たとえば旧新年は中華系民族のお祝い、ハラリヤプラサとハラリヤハジはイスラム教徒のお祝い、ディパバリはヒンドゥー教徒のお祝い、などなど。それぞれの祝日に深い意味があるので、各々の祝日について調べてみると、シンガポール文化への理解が深まります。
また旧正月、レイバーデー、ハリラヤ・プアサ、ナショナルデー、ディパバリの5日間には、大統領官邸が一般公開されています。